北沢先生の軌跡を辿って

初投稿、ヤマダです。

交通班を産み落とした「北沢猛氏の軌跡」に際して、
実は北沢先生の「横浜時代の話」のパネルを書きました。
悲しみばかりだったのですが、
私なりに、先生から教えられたことを整理するきっかけになりました。
会は、時系列に先生の考えていたことが分かりやすく伝わってきましたね。謎だったことも解けたりして。
そんないろいろの中で、個人的にも心がけていきたいと思ったいくつかのキーワードを紹介します。

アーバンデザインの手法論として
「歴史から学ぶこと」「資源を活かすこと」
方法論として
「場をつくること」「画で示すこと」「考えて考えて、着手すること」
「還元すること」「先読みすること」
思想として
「全体図をもつこと、あるいはもとうと考え続けること」
「一貫して言い続け、種を蒔き続けること」
未来への遺志として
「地域ごとにアーバンデザインの拠点をもち、専門家が常駐すること」
「全体構想をもつこと」
「市民の幸福を増幅すること」

そしてこれらを成し遂げる
+統率力 +知識 +ウィット +憎めないキャラクター?
北沢先生はそんな方だったと思います。

北沢先生が亡くなられて、田村明先生も亡くなられて、
いよいよ田村先生の構想(=ビックバン)が完成を向かえ、同時に成長の時代が終わって、都市デザイン室という役目ももしかしたら終わっていくのかもしれませんね。

そんでもって、都市デザイン室に代わって、これから鳥の目の視点で都市を見つめて自治体をつついていくのは、
こうした交通班的なおせっかい専門(市民含む)集団かもしれないですね。

まだまだ修行の身ですが、まずは自分の専門を見つけて磨いていこうと。
決意新たに。今後ともよろしくおねがいします。